samhyのブログ

年商2億の社長から一転、アルバイトに。
収入は6分の1へ。
義父を相手に法廷闘争へ。

暗い日々。

この件で、私の価値観は大きく変わった。


お金、家族、夫婦、仕事、生き方、、


肯定的に考えれば、私にとって価値観を正す為に、必然的に起きたのかもしれない。


もしかしたら、

私があのまま社長として大金を手にして生きていったら、

義父と同じ人間になっていたのかもしれない。


神様がそれを試すために、試練を与えてくれたのかもしれない。



現実が苦しすぎて、


この事件が、

単なる不幸の事件では無く、


私にとって良い経験になると、捉えるようにはしているが、、


なかなか前を向けない。



アルバイトでは、休んだら当然無休だ。

育ち盛りの息子と、休日も一緒に遊べず、

毎日働かなければ、暮らしも成り立たない。


自分と同世代は、中間管理職で、部下に指導をしながら、今後の出世を楽しみに働いているのに、、

私は大学生の先輩バイトに指事を貰う労働者。


雇用の保証もない。


契約期間の延長をお願いしても、返事は保留され、先が見えない。

引き下ろしの一件で、弁護士から

「会社での代表取締役の籍は、残せるだけ残してください」

と。


実は義父の財産のうち、2割~3割を占めるのが、会社に対する貸付金や売掛金だ。


その数字の根拠を示す上でも、代表の立場が必要との事だった。



1~2ヶ月で片付くと思っていたため、了承したものの、、まだまだ掛かりそうだ。


義父が、財産を隠すため長期化している。



先日の調停で、彼は

「婚姻生活は10年以上前に破綻していた」

等、訳のわからない事を言って、財産を渡さない為の言い訳をしている。


まだ奥さんの立場である義母に対して、

光熱費の支払いを止め、

請求書を義母の旧姓で送ったりしてきた。


どこまで心がない生き物なんだろう。



酷い義父と、いつまで戦わなければならないのか。

彼に対する憎しみが抜けないから、

泥沼から抜けられないのか。


自問自答する日々。



現在私は、某家具店でアルバイトをしている。


フルタイムで働いても、収入は6分の1程。

住宅ローン等、固定費を引いただけで赤字だ。


だが籍を残すためには、就職活動も出来ない。

引き下ろし

11月上旬

担当弁護士から義父に対して、

離婚調停の申立書を送った。


義父としては、愛人と暮らして

数年後には義母の元へ帰るつもりだったようで、突きつけられた『離婚申し立て』は、

寝耳に水だった。


もともと義母の事を見下していて、

丸め込めると踏んでいたのに、

私たちが主導して弁護士を付けたことに、

かなり激昂していた(後日談)ようだ。


それ以上に衝撃を与えたのは、

申立書に記載した財産目録。

私たちが水面下で調べあげた義父の隠し財産。


送った申立書に

「この財産は共有財産のため、半分を請求する」

と書いてあったため、かなり焦ったようだ。


義母にばれずに、財産を独り占めし、

愛人と優雅に暮らす計画だったのだ。



慌てた義父は、メインバンクの信金へ駆け込み、全額の引き下ろしを申し出た。

だが、地方の信金で、すぐにそんな大金は用意できない。

信金で怒鳴り散らし、強引にも翌日の用意を約束させた。



財産目録で、こちらが把握しているとを伝えれば、諦めると思っていた。

まさか、払いたくないからと、引き出すなんて…。


こちらとしては、いくら把握ができたとしても、

義父が引き下ろして現金を隠したら、

義母が受けとることが出来ない、、

と心配になった。



翌日、義父は出張で信金に行けないため、

事務員に信金に受け取りに行くよう指示した。


以前から事件の経緯を知っていた事務員は、

「私が、会長(義父)の指示通り引き出して良いのか…」

と、罪悪感で迷いながらも、

会長を恐れ、断れなかった。


道中、何度も私に電話をくれて、

「今、信金まで来ましたが、、どうしましょう…。」

と泣いていた。


出張先から事務員に対し、

「まだ下ろしてきてないのか!!??

早くしろ!!

俺の指示に従えないなら、お前を訴えるぞ!!」

と、怒鳴り付ける義父。


事務員が下ろしてしまったら、

家庭も壊された上に、

義母は老後の財産も失う…。



私達は事務員に、

「少しでも時間を稼いでほしい」

と、電話でお願いしながら、

担当弁護士に事情を説明。



急遽、弁護士から信金に対し、

「差し押さえのお願い」をしてもらい、

幸いにも信金側が受理してくれて、

その財産は引き出せなくなった。。



私達のために、とどまってくれた事務員さん、

信金宛に申請してくれた弁護士、

受理してくれた信金、


皆さんのお陰で、間一髪、間に合った。



事務員は会長(義父)から、理不尽にも怒られ続け、翌日退社することになった。



愛人を作り、お金は独占して渡さずに、

奥さんを捨てようとした義父。


今回は何とかなったが、彼の人間性がよく分かる事件だった。